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12月に成績は伸びる?成績が伸びる時期や伸びない理由を紹介

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2024.12.20

皆さんは成績に伸び悩んだことがありますか?特に受験生であれば、勉強してもなかなか成績が上がらずに悩んでいる人もいるのではないでしょうか。そこで今回は、冬の時期の成績の伸びについて、説明したいと思います。

【成績が伸びる時期】

受験に向けて勉強を始めたからといって、成績がすぐに伸びるわけではありません。本格的に大学受験の勉強を始めたばかりで受けた模試の結果が良くなかったとしても、それは当たり前のことです。受験勉強のフェーズは、大きく以下の2つに分けられます。

①暗記などのインプットがメインの時期
②演習問題などのアウトプットがメインの時期

成績が伸びるのは、②のアウトプットがメインの時期です。大学受験であれば高校3年生の夏休み頃からアウトプットの比率が高まってくるため、成績は高校3年生の夏ごろから上がりやすくなります。現役生であれば入試直前まで伸ばし続けることができるため、現在の時期である12月は、成績が上がっている最中と言えるでしょう。

逆に、インプットの時期は模試を受けても努力したことが点数に現れにくい傾向があります。しかしこのインプットが基礎固めや土台の部分にあたるので、この時期辛抱強く丁寧に勉強できたかどうかで、後の成績の伸び率が変わってきます。

【勉強時間と成績の伸び方】

先ほど説明したように、成績は夏ごろから一気に伸びやすい傾向があります。それは成績の伸びは勉強量や質に比例するわけではなく、指数関数的な伸び方をするからです。つまり、勉強したらすぐ成績に反映されるわけではなく、コツコツ勉強をしていたらとある時期に一気に成績が上がるということです。

もちろん、これは勉強方法が正しい場合の話になるので注意が必要です。英単語をひたすら書いて覚えたり、とりあえず全部暗記しようとしたりするという勉強法では成績を伸ばしづらいため、早いうちから勉強法を確立して勉強の質を高めておくことが大事になります。

しかし、勉強方法が正しいかどうかを自分自身で判断することはかなり難しく、秋ごろになってから成績が伸びる人と成績が伸びない人で大きく差が生まれてしまいます。そのため、12月に成績が伸び悩んでいるという人は、勉強方法を客観的に見てくれる人に相談した方が良いでしょう。

【12月に成績が伸びない理由】

ここまで、インプットの時期は成績が伸びにくく、アウトプットの時期に成績が伸びることを説明してきました。そして、正しい努力さえしていれば入試直前まで成績が伸びることも触れてきました。しかし実際に演習問題を解いてもなかなか成績が伸びず、12月になっても思ったようにいかずに悩んでいる人も多くいるでしょう。努力しているのに成績に結び付かなくて悩んでいる人は、以下の理由に当てはまっていないか見直してみましょう。

①復習をしていない

演習問題を沢山解いているものの、間違った問題を復習せずそのままにしている場合は成績が伸びません。どうして間違えたのか、その理由をちゃんと理解しておかないと、同じような問題を出された時にまた同じ間違いをしてしまうからです。間違えた問題に向き合ってしっかり復習することで、問題を解く力が身に付き試験の点数アップに繋がります。参考書を三周するなどの目標だけにとらわれてしまい、一問一問と向き合うことをおろそかにしてしまう人もいるため、注意しましょう。

②インプットの量が足りない

演習問題を解いても成績が思うように伸びない時は、基礎のインプット量が十分足りていないことが考えられます。蓄積した知識が少なかったり、知識があやふやだったりする状態なのに演習問題を解こうとしても、無理があります。演習問題は英単語や漢字を答える問題とは異なり、答えを導き出すまでに、これまで積み上げてきた基礎知識をいくつもつなぎ合わせて応用させる必要があります。
そのためインプットした基礎知識が十分でない場合、使える知識が少ないため応用力を発揮することができないのです。コツコツと理解しながらインプットして知識を蓄える時間は、地味ではありますが受験勉強に欠かせないものです。一度インプットした内容でも時間がたてば忘れてしまうのが人間です。1回覚えた内容だからと安心しないで、時間をおいて何度も復習して知識を定着させましょう。

③勉強方法が間違っている

そもそも勉強方法が正しくない場合は、いくら時間をかけて勉強しても成績は上がりません。受験勉強は、正しいやり方で量をこなしてこそ、成績が伸びるからです。いい結果を出すためには勉強の量だけでなく、質にもこだわりましょう。試験科目の基礎を固める段階で、内容を丸暗記しただけでは理解したとは言えず、実際に問題を解こうとしても応用できません。

おすすめの勉強法は、インプットした内容とアウトプットした内容をそれぞれ友達に説明できるようになることです。誰かに説明するには、どういう道筋でその答えになったのか、細かい部分までしっかり理解していないといけません。自分ではわかっていると思っていても、いざ説明しようとするとなかなかうまくいかないものです。説明してみてうまくいかなかった部分を埋めるように勉強していくと、理解がさらに深まります。

【成績を伸ばす勉強法】

12月に成績が伸びていないと焦ってしまうかもしれません。しかし入試直前まで何が起きるかわからないものです。そこで最後に、ここから成績を伸ばすための勉強法を紹介します。

①基礎を固める

これまでも説明したように、基礎がしっかりしていると応用問題にも対応できるようになります。逆に基礎があいまいだと、どんなに難しい問題を解いても成績は伸び悩むでしょう。秋の段階で基礎固めが不十分でも、ここから急ピッチで基礎固めを進めていけば、まだ受験本番に間に合います。その場合、むやみに難問を解こうとせず、基礎固めを最優先することが大切です。直前に基礎固めをするのは不安かもしれませんが、自分を信じて基礎固めを優先しましょう。

②模試の結果を活用する

模試の結果を活用し、振り返りと改善を徹底して行うと、成績が安定しやすく、また成績アップの進捗も早いです。模試を単なる結果として終わらせず、具体的なフィードバックとして活かすことが、成績向上に欠かせないポイントです。

③学校や塾の自習室を活用する

学校や塾の自習室では、同じように受験勉強を頑張る仲間の姿を見て、互いに刺激を受けやすくなります。自分も頑張ろうという気持ちが生まれることで、学習意欲の維持やモチベーションの向上に繋がり、継続的な勉強がしやすくなります。

【まとめ】

今回は12月の成績の伸びについて説明しました。この時期は成績が伸びる人が多いですが、成績が伸び悩んでいてもまだ間に合う時期です。最後まで自分を信じて戦い抜きましょう。

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我那覇 脩基

この記事を書いた人

我那覇 脩基 Syuuki Ganaha

大学1年時から学習塾にて個別指導と集団指導を担当。大学卒業後は中高一貫校にて教壇に立ったのちに「オンライン塾ハイフォレスト」を開校。

保有資格:中学校教諭一種免許状(社会)所持
関連する実績:全統マーク模試全国1位(国語)
経験年数と受賞歴:教育現場経験10年

根本的に理解することを目標に、会話を通して一緒に考えるスタイルで生徒さんから厚い信頼と好評をいただいております。学業について日々哲学的思考を行っております。

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