宿題って必要なの?宿題をやる目的や良くない宿題について紹介
皆さんは「宿題」に悩まされたこと、ありませんか?
宿題が多くて睡眠時間が削られてしまったり、趣味の時間が減ってしまったりと、宿題に対してマイナスなイメージを持っている人も多いかもしれません。
今回は、宿題のメリット・デメリットを取り上げながら、宿題について考えていきたいと思います。
目次
ー 【宿題をやる目的】
・① 記憶の定着を図る
・② 主体性を向上させる
・③ 計画遂行能力を育てる
・④ 自分から学習する習慣をつける
・⑤ 面倒なことでもやり遂げる力を育てる
ー 【良くない宿題とは?】
・① 量が多すぎる宿題
・② 勉強した事が身に付かない宿題
・③ 自分のレベルと合わない宿題
ー 【宿題を終わらせる方法】
・① スタート時間を決める
・② 目標時間は細かく決める
・③ 休憩時間を取る
ー 【まとめ】
【宿題をやる目的】
宿題が必要かどうかを考えるうえで、そもそもなぜ宿題が出されるのか、その目的について考えていきたいと思います。
① 記憶の定着を図る
宿題の目的として一番重要なのは、学校で学んだことを復習し、定着させること です。人は繰り返し何かを行うことで、ほとんどのことを覚えるようにできています。宿題はその繰り返しの機会を与えてくれるため、学習効果を高める役割があります。
皆さんは「エビングハウスの忘却曲線」というものを知っていますか?何かを学んだ際、それを学んだ20分後にはその42パーセントを忘れており、最終的に1か月後には79パーセントを忘れているというものです。つまり、一度学んだことは1か月後には2割程度しか覚えていないのです。特に中学生以降は試験が定期テストになるため、最初の頃に勉強していたことは、復習をしないとほとんど忘れてしまいます。その補助となるのが宿題なのです。
② 主体性を向上させる
現在の学習指導要領では、「主体的」に学ぶ子供を育成することが目標となっています。それを促すのが宿題ということです。自分自身で課題に取り組むことで、自分で考えたり、解決策を見つけたりするスキル を養います。ここで身に付けた主体性は、今後の社会を「生きる力」として重要な要素となります。
③ 計画遂行能力を育てる
宿題は、取り組む時間や進める量など自分で調整する要素がいくつもあります。そのため、これらを計画的に行うことで効率よく知識を定着させることが出来ます。いつまでに終わらせるのか、そのためには1日にどれくらい取り組んだらいいのか、ということを考えるため、計画を立てて実行する力 が身に付きます。
④ 自分から学習する習慣をつける
宿題が出ると、勉強をしなければならなくなります。そうすると、宿題に取り組んでいる時間は必然的に勉強をすることになるため、学習習慣が身に付きます。基本的に宿題は毎日出るため、勉強がルーティン化されます。そのため、宿題を出すことで教師は生徒に勉強習慣を身に付けさせようとしているのです。逆に、宿題がないと自分から勉強しない・できないという性格の人もいるのではないでしょうか。そうならないためにも、宿題を出すことで勉強をしないことがないようにしているのです。
⑤ 面倒なことでもやり遂げる力を育てる
正直、宿題なんてやりたくない……という本音は皆さんあるのではないでしょうか。しかし、宿題という面倒なこと・大変なこともやり抜くことで、それが将来のスキルとなるのです。これから皆さんが生きていく上で、好きなことばかりできることは少ないです。やりたいことをやるためにも、時にはやりたくないこともやらなければいけません。例えば、YouTubeに動画投稿をして好きなことで生きていきたいと思ったとします。そうすると、自分の好きなことをやって動画を取るだけではなく、その後編集をしたり、自分の動画を広げるために宣伝をしたり、はたまた確定申告をしなければいけなかったりと、好きなこと以外のやりたくないことや苦手なことにも取り組まなければいけません。そのため、宿題という小さなものではありますが、それが将来的には大きな力となる のです。
【良くない宿題とは?】
ここまでは宿題をやる目的を紹介しました。とはいえ宿題をやりたくないし、宿題ってやる意味があるの?と思ってしまうこともありますよね。宿題を出すことは賛否両論あるのです。そこで、皆さんにとって良くない宿題というのを考えてみましょう。
① 量が多すぎる宿題
こんなに多い量の宿題、1日じゃやりきれないよ!と思ったことがある人もいるかもしれません。過度な量の宿題が出されると、それを終わらせるために睡眠時間を削らなければならなかったり、他の教科の勉強に時間が割けなかったりして、ストレスが溜まってしまいます。また、宿題が多く出ることで自分のやりたいことができなくなる可能性があります。そして、宿題をやるために部屋にこもる時間も増えるため、家族とコミュケーションを取る時間も減ってしまいます。
② 勉強した事が身に付かない宿題
宿題は、その日学んだことを定着させるもの です。そのため、学んだことが身に付かない宿題はあまり良くない宿題です。例えば、英単語をひたすら書かされたり、意味のない長文を暗記させられたりなど、勉強したことの理解に繋がらないようなものは宿題をする側にとってのメリットが少ないです。
③ 自分のレベルと合わない宿題
宿題は基本的に全員同じものが出されます。そのため、自分の理解度と合わない宿題が出る可能性があります。宿題のレベルが高すぎると内容が理解できず、その次の授業にもついていけなくなってしまうという負のスパイラルに陥ってしまいます。また、宿題のレベルが低すぎると、作業となってしまい自分の学習レベルが上がらないということになってしまいます。そのため、あまりにも自分のレベルとかけ離れた宿題に取り組んでも、学習効果がさほど得られません。
【宿題を終わらせる方法】
ここまで、宿題をやる意味や良くない宿題などについて具体的に考えてきました。宿題は嫌なイメージがつきがちですが、うまく利用すれば自分の力になるものです。
そのために宿題を早く終わらせる方法を紹介します。
① スタート時間を決める
宿題に取り掛かる時間を決めることで、それに合わせた計画や行動がとれるようになります。毎日〇時から宿題をする、と決めるのも良いですし、帰宅してから〇分後に宿題を始める、と決めるのも良いでしょう。また、習い事や部活動がある日のことも考慮しながら開始時間を決めると、計画にずれが生じることなく宿題に取り組むことが出来ます。
② 目標時間は細かく決める
宿題に取り掛かる時間を決めたら、次は終わらせる時間も決めましょう。そうすることで、集中して取り組むことが出来ます。とはいえ、大まかな時間で決めてしまうと計画が破綻してしまいがちなため注意が必要です。そのため、各宿題にかかる時間、さらには項目ごとの目標時間を定めていけば、ペース配分もうまくいくようになります。例えば、プリント1枚を10分で終わらせる、など、細かく時間を設定していきましょう。
③ 休憩時間を取る
宿題を早く終わらせるためには、集中力が必要 です。その集中力を発揮するためには、適切な休憩時間が必要です。休憩時間を取り入れることで、より早く宿題を終わらせることが出来ます。
【まとめ】
今回の記事では、宿題をやる意味について紹介しました。宿題は大変ですが、活用しながら勉強習慣を身に付けていきましょう。
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