不登校の生徒向けの塾の選び方とは?塾へ通うメリットなども紹介
子どもが不登校になると、勉強の遅れや進学・将来のことなど、保護者も本人も不安になることがあるのではないでしょうか。しかし、現在は不登校の子どもが通える学習塾が充実しており、一人一人の状況に合わせて学習指導を受けられます。今回は不登校の生徒におすすめしたい塾の選び方について紹介します。そこでまずは、不登校の生徒が塾に通うメリットから見ていきましょう。
【不登校の生徒が塾に通うメリット】
①不登校でも塾に行けば出席扱いになる可能性がある
文部科学省の規定に合った条件の塾であれば、出席として扱うことが出来ます。したがって、不登校でも塾に通って計画的に学習している場合、一定の条件を満たせば学校の出席扱いとなる可能性があります。最終的な判断は学校長と教育委員会になりますが、学校との連携を積極的に行ってくれる塾であれば、出席扱いにしてもらえる可能性は高まります。
②学力が上がり自信が付く
少人数または個別指導の塾なら、分からない部分を丁寧に教えてくれるので苦手な部分もしっかり理解できます。これまで分からなかった部分が分かるようになると、自信がついて学校のことや自分の将来についても前向きに考えられるようになるでしょう。学校の進度に追いつくことができれば、学校へ行くハードルも下がります。また、受験が不登校解決のきっかけになることも多いようです。塾などで学力をつけることで、学校に戻っても勉強についていけないという不安が解消されます。
③人と関わることで成長できる
塾に通うと、講師や塾のスタッフなど、大人と関わる機会が発生します。さらに同年代の塾生と話すこともあるかもしれません。人との関わりが少ない不登校時期には、こうした新たな人との出会いがきっかけで、状況が思わぬ方向に好転することもあります。学校とは違うコミュニティで過ごすことで、社会性や精神面が成長したり、考え方の変化が起こったりすることも考えられます。親以外の大人と関わる機会が増えるため、良い影響が期待できます。
④メンタルサポートのある塾がある
不登校生徒の受け入れ実績がある塾では、専門家と連携してメンタルサポートを取り入れているところもあります。塾によってサポート内容は異なるため、不登校生徒の対応もしている塾をいくつか探して比較してみるのがおすすめです。
⑤学校に行けるようになる可能性がある
塾に通って学力面の不安が解消したり、人とのかかわりで子ども自身に変化が起きたりすると、抱えていた問題が解決して自然に学校に行けるようになるケースもあります。塾に通うことで子どもは何かしらの変化が起こる可能性があるため、焦らずに見守ってあげましょう。
【不登校の生徒が塾に通うデメリット】
不登校の生徒が塾に通うことは、メリットだけでなくデメリットもあります。こちらも併せて紹介します。
①合わない塾や講師だと逆効果になる可能性がある
不登校に対して理解のない塾や講師を選んでしまうと、せっかく回復してきたエネルギーややる気が吸い取られて不登校初期の状態に戻ってしまう可能性があります。不登校の時期は、些細な言動や行動でも本人にとっては大きく傷つく原因になり得ます。特に個別指導では講師との相性が最大のポイントなので、生徒に合った講師を見つけられるように比較検討しましょう。
②個別指導は費用が高い
個別指導塾は、講師がマンツーマンで指導してくれる場所が多いため、集団指導塾と比べると費用が高くなりがちです。そのため、塾に通う場合は家計で負担できる金額と希望の授業時間を算出して、無理なく通えるラインを決めましょう。なるべく塾に居られる時間を長くしたい場合は、自習室が使いやすいところがおすすめです。授業時間以外でも勉強できる環境がある塾を選ぶと良いでしょう。
【不登校の生徒を塾に通わせる上で注意したいこと】
本人に塾に通いたいという意欲があるなら、保護者としてはぜひ応援したいですよね。しかし、不登校の生徒を塾に通わせるときには、いくつか注意すべき点があります。
①子どもに期待しすぎない
塾に通わせる場合は、通った分学力が上がるはずなどと思い過ぎないことが大切です。期待を押し付けてしまい、子どもに悪いプレッシャーをかけてしまうかもしれません。子どもの学習の成果ばかりに気を取られず、塾に通っていることや頑張って学習に取り組んでいることといった過程を見て声をかけてあげましょう。
②子どもの状況に合わせて柔軟に対応する
塾に行くのが辛そうだったり、精神的に不安定な時間が増えてきたりした場合は、塾と相談して一旦授業をストップすることも大切です。本人は自分の辛さをうまく認識・表現することが難しい場合もあるので、いつもと違う様子があれば保護者の方から声をかけてあげてください。逆に塾に行ったことで学習意欲が上がったり、新しいことに挑戦してみたいと言ってきたりした場合は、その意見を尊重して一緒に今後のことを考えてあげると良いでしょう。塾の講師ともコミュニケーションを取り、柔軟に対応してくれる塾を選ぶと良いでしょう。
【不登校の生徒におすすめの塾選びのポイント】
不登校で塾に通う場合、塾選びは通常よりも慎重に行いましょう。なぜなら、勇気を出して通った塾で嫌な経験をしてしまうと、もう自分から塾に行こうとしなくなる可能性があるからです。ここでは、不登校の生徒が塾を選ぶときに重視するべきポイントを紹介します。
①個別指導塾であること
塾には大きく分けて、集団指導塾と個別指導塾の2種類がありますが、不登校の生徒におすすめなのは、個別指導塾です。個別指導塾では、担当講師がマンツーマンでわからない部分も丁寧に教えてくれるのに加え、自分の学習ペースで無理なく学習できます。そのため、学校の集団授業が苦手で勉強についていけなくなってしまった場合の対策にぴったりです。ただ、個別指導を謳っていても、実際には1対2や3の場合もあるので、完全マンツーマンかどうかの確認はしておきましょう。逆に講師と1対1になるのが苦手な生徒は、少人数指導の塾も検討してみると良いでしょう。
②柔軟性があること
一人一人の状況にあわせたカリキュラムや学習方法を提案していたり、講師が子どもの状況をよく理解して、特性にあわせて接してくれたりするような、柔軟性のある塾が良いでしょう。精神的にまだ不安定さがあり、傷つきやすい不登校の時期は、信頼できる大人と伴走しながら進んでいくことが大切です。子どもや保護者の意見をしっかり取り入れたカリキュラムを作ってくれて、子どもの状況にあわせた柔軟な対応が可能な塾を見つけましょう。逆に決まった学習方法しか認めていなかったり、子どもの状況をあまり見ずに目標を立てたりするような塾は避けた方が無難です。
③授業の振り替えやオンライン授業が可能であること
不登校の時期は、心身の不調によって急に授業を受けられなくなることもあります。そんな時に振り替え授業やオンライン対応がある塾だと、安心して授業を休めるでしょう。振替制度の有無や料金は塾によって異なるため、入会前にしっかり調べておくことが大切です。オンライン授業を活用すると、自宅にいたまま勉強計画に合わせて授業が受けられます。そのため、慣れた環境から授業を受けることが出来ます。
オンライン塾のメリットについては下記記事からご確認いただけます!子どもの状況に合わせて、参考にしてみてください。
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【まとめ】
今回は、不登校の生徒向けの塾の選び方を紹介しました。上記のようなポイントに気を付けて、子どもに合った塾を選びましょう。
当塾ハイフォレストも、不登校の生徒に合った授業を展開しています、
当塾は【元高校教師の授業が受けられる】【完全マンツーマン指導】のオンライン塾です。
オンライン塾のため、移動の負担がなく、自宅という慣れた環境の中から授業を受けることが出来ます。
また、実際に学校現場で教えた経験のある講師が授業を行うため、様々な生徒さんに合わせた授業を展開します。それぞれの生徒さんに合わせた授業カリキュラムを作成することが可能です。
さらに、完全マンツーマン指導なので、他の生徒さんの進行度合いを気にすることなく質問が出来ます。コミュニケーションが苦手だったり、他人の目が気になってしまったりする生徒さんでも、自分のペースで学習を進めやすいです。
今回の記事で紹介したような情報についても豊富な知識を持った教師が対応しますので、授業以外のことでも気軽に質問が出来ます!
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