高校生の皆さん、行きたい大学は決まっていますか?
今回は大学選びに迷ったときにやるべきことを紹介します。
行きたい大学が決まっていない人や複数の大学で悩んでいる人におすすめの記事です。
【大学選びに悩んだらやるべきこと】
① 自分の興味や関心があることを整理してみる
まずは大学や勉強などの堅苦しい考えからいったん離れて、自分の興味や関心があることを整理してみましょう。「部活動でやっているスポーツをこれからも続けたい」、「音楽を聴いたり作ったりするのが好き」など、趣味の延長線のようなもので大丈夫です。学校の授業の中でこの分野は面白かったなあと思い返してみるのもいいですね。
このようなことをノートに書き出したり、スマホにメモしたりして目に見えるようにしてみましょう。実際に書いてみると思ったより興味関心があることが多いかもしれません。
② 将来の自分の姿を想像してみる
これは将来どのような職業に就いているかに関わらず考えてみましょう。仕事中心の生活をしたいのか、それともプライベートを充実させたいのか、プライベートを充実させるならその中でも何に取り組みたいのかなど、仕事以外の人生設計を考えてみると面白いですよ。
③ 自分の興味関心となりたい姿をかけ合わせてみる
次は、先ほど紹介した①と②をかけ合わせて考えてみましょう。例えば、外国に興味があって海外で仕事をしたいと考えている人は、商社に就職して海外駐在をすることを自分の将来の姿として考えることが出来ます。海外で仕事をしたいという同じ理由でも、旅行会社に就職して海外ツアーをするという方法でそれを実現することも出来ます。このように、自分のやりたいこととなりたい姿を一緒に考えてみるとより具体的な将来像が想像できます。
④ 他の人の意見も聞いてみる
ここまでは自分で想像することを紹介してきましたが、自分の考えだけではなく、友達や先輩、先生の考えを聞くことも参考になります。友達から見た自分の姿を聞いてみると、自分では見つけられなかった自分の長所が見つかることがあります。自分に長所なんてないと思っている人も、周りから見ると優れている部分がたくさんあります。そのため、いろんな人から見た自分というものも聞いてみましょう。
また、友達の興味関心を知るのも面白いです。自分が全く知らなかったことでも、意外と面白くて興味を持つものがあるかもしれません。おすすめのゲームやYouTuberなどを紹介してもらったら自分も夢中になった、という経験はないでしょうか。このように、色々なものを紹介し合うのも効果的です。
さらに、大学に進学した先輩や就職している大人が身近にいるのであれば、話を聞く絶好のチャンスです。何故その大学・企業に行ったのか、今の生活はどのようなものか、高校生の頃は何を考えていたのかなど、気になることがあれば何でも質問してみましょう。
⑤ 自分に合った学び方をイメージしてみる
大学によって、入学当初から専門的なことを学べるのか、それとも最初は幅広く色々な学問に触れるのかは異なります。例えば、筑波大学のように、1年次と2年次に学科の分野を幅広く学んだうえで、3年次から自分の専門としたいコースに所属するという形態の大学もあります。また、東京大学のように、最初は学部が決まっておらず、学年が上がる際に学部を決めるということもあります。そのため、自分は最初からやりたいことを極めたいのか、または色々な分野を見てみてから専攻を決めたいのか、などの学び方についても想像してみましょう。
⑥ 進学にかかる費用について調べてみる
これは現実的な問題ですが、大学に行くにはお金がかかります。保護者から、お金がかかるから国公立を目指しなさいと言われる人もいるのではないでしょうか。国公立大学であればほぼ一律の金額で通えますが、私立大学は国公立大学よりもお金がかかる上に、大学によって学費に差があります。また、実家から通うのか、一人暮らしをするのか、寮に入るのかなど、生活スタイルによっても大学生活にかかる費用は変わってきます。海外留学を考えていたり、車通学を考えていたりなどすると、その点についても考えておく必要があります。この点については、まず保護者に相談しておきましょう。一人暮らしをしなければ通えない大学を目指していたけれど、保護者にそれを伝えたら保護者の方は実家から大学に通う認識をしていた、というように、お互いの考えにすれ違いが起きてしまう可能性があります。志望校に向かって勉強していたところ、そのようなすれ違いで志望校を変更せざるを得なくなってしまった、とならないように、金銭面については必ず事前に相談や話し合いをしておきましょう。大学や地域によっては独自の奨学金を給付・貸与している場合もあるので、そのような情報もチェックしておくとなお良いですね。