勉強計画の立て方をスモールステップで紹介!勉強計画の必要性とは?
皆さんは普段どのように勉強していますか?
とりあえずこれをやってあれをやって……と、無計画に手を付けていることはありませんか?
今回は勉強計画の立て方について紹介していきます。
【なんで勉強計画を立てるの?】
そもそもなんで勉強計画が必要なの?とりあえず勉強を始めてみればいいんじゃない?と考える人もいるかもしれません。
勉強計画を立てた方が良い理由とはなんでしょう?
① 優先順位が明確になるから
勉強計画を立てようとすると、勉強すべき内容の中でも優先順位がはっきりします。例えば、明日の小テストの内容をやるのか、それとも1か月後のテストの内容をやるのか、皆さんならどちらから先に手を付けますか?
つまり、勉強計画を立てることで今やらなければならないことがはっきりわかるようになるということです。そうすれば自分が達成したい目標にどうすれば近づけるのかが分かりやすくなります。勉強を通して志望校に合格したいのか?テストで100点を取りたいのか?と、自分が何を目指しているのかがわかってきます。
② 取り組んだ分が目に見えるから
勉強計画を立てて取り組めば、できたこととできなかったことが可視化できます。勉強をとりあえずこなしていると、結局何をやりきれたんだろう?となることもあります。先に計画を立てておけばその日自分が何をやれたのかが目に見えるため、モチベーションの向上にも繋がります。
【段階別 勉強計画の立て方】
先ほどは、なぜ勉強計画を立てるのかについて紹介しました。
次に、実際の勉強計画の立て方を、段階別に紹介していきます。
ステップ① 取り組みたい勉強の全体の量を具体的に決める
まずは自分がやりたい勉強量について、具体的に決めましょう。
具体的にというのは、数値を用いるということです。
良い例:国語の問題を10問解く
悪い例:国語をやる
この良い例を参考に、どの範囲をどれくらいやるのかが明確になるように計画しましょう。ここで具体化できていれば、後々の勉強がしやすくなります。
ステップ② ①で決めた勉強量にかかる時間を計る
取り組みたい勉強の全体の量を決めたら、それにかかる時間を実際に計測してみましょう。
ここで注意すべきポイントは、【想像で決めない】ということです。
国語の問題を10問解くにはこれくらいの時間がかかるかな?と、実際に解かずに決めるのはよくありません。面倒だとしても、実際に問題を解いてみましょう。解いてみると想像と違う時間になることもよくあります。
また、実際に時間を計ってみて最初の計画では難しいことが判明したら、ステップ①に戻って計画を立て直しましょう。最初の計画では負担が大きすぎる・少なすぎるということがあるかもしれないので、この段階で実際に時間を計ることは非常に大切です。面倒に思わず、自分がどれくらいならできるのかを検証しましょう。
ステップ③ シングルタスクでスケジュールを立てる
問題にかかる時間がわかったら、それをもとにスケジュールを立てましょう。1日に何時間取り組めば最終目標を達成できるのかを割り振ります。ここで注意したいのが、【マルチタスクにしない】ということです。
良い例:月曜日1時間(国語の問題20問)
悪い例:月曜日2時間(国語の問題20問、数学の参考書10ページ)
スタンフォード大学の研究によると、マルチタスクは逆に効率を下げてしまうことが証明されています。そのため、1日にやるものを1つ決めて、それをとことんやりましょう。
ステップ④ 勉強を開始する時間を決める
勉強を終わらせる時間を決めるのではありません。勉強を開始する時間を決めましょう。
その理由としては、人間はどうしても先延ばしにしてしまう癖があるからです。
あと5分だけYouTubeを見よう、いやあと10分、まああと30分まではいいか……と気付いたら1時間もYouTubeを見てしまっていた、という経験はありませんか?筆者はよくあります。
勉強を終わらせる時間の方を決めてしまうと、あと〇分後に始めればいいや、と勉強に取り掛かるタイミングをどんどん後に伸ばしてしまいます。そのため、〇時には勉強を始める、と決めておきましょう。
ステップ⑤ 3日間やってみた結果を振り返る
これまでに立てた計画を、ひとまず3日間実行してみましょう。その結果を振り返って、うまくいったこととうまくいかなかったことを書き出してみます。そこで注目してほしいのは、うまくいかなかったことです。なぜうまくいかなかったのか?次はどうすればいいのか?と考え直し、次の3日間はどうすればうまくいくのかを考えましょう。
例えば、1日に国語の問題を30問解くことを計画していたとします。しかし実際にやってみると1日目と2日目はうまくいったものの、3日目は全然できなかったということがありました。その時になぜうまくいかなかったのか?と考えてみましょう。部活動で疲れていたから?見たいテレビ番組があって勉強時間が取れなかったから?理由によって次からどうすればいいかが変わってきます。
ステップ⑥ 修正した計画を立てて繰り返す
⑤で振り返った結果をもとに、計画を改善します。これを繰り返し、自分に合った計画を見つけていきましょう。常に同じ計画で進めるのではなく、毎回計画の振り返りを行い、勉強がうまく進んでいるかを確認しましょう。
【勉強計画をうまく進めるには?】
先ほどは、勉強計画の立て方について段階別に紹介しました。
ここでは、実際に立てた計画をその通りに進めるにはどうすればいいかを紹介します。
① 誘惑に打ち勝つ
これは一番難しいと思いますが、一番重要なことです。勉強計画をうまく進めるには、誘惑に打ち勝つことが最も大切です。SNSやテレビなど、家にはたくさんの誘惑があります。思い切って他の場所で勉強したり、スマートフォンを遠くに置いたりして、勉強中は誘惑に遮られないような環境を作りましょう。
筆者はカフェで勉強するようにしています。家だとどうしてもだらけてしまいがちですが、カフェに行くと勉強モードに入って勉強が捗ります。自分が集中できる環境を構築したり、習慣づけていったりしましょう。
② 日常生活の時間はきちんととる
勉強計画を立てるうえでやってはいけないことは、睡眠時間や食事の時間などを削ることです。沢山勉強時間を取らなければいけない、と焦る気持ちも分かりますが、普段のパフォーマンスが落ちてしまったら元も子もありません。無理のない計画を立てることが、結果として最終的な目標を達成するための近道になります。
③ 休憩時間の内容も計画する
勉強の合間に休憩することは、集中力を絶やさないためにも必須です。しかしこの休憩も、ただダラダラ過ごすのはよくありません。例えば、集中力が切れてきたら5分間だけ休憩を取ったり、ストレッチをしたりして、勉強のパフォーマンスが上がるようにしましょう。間違ってもYouTubeを見始めて気づいたら休憩時間の方が長くなっていた……ということがあってはいけません!
④ 不安な気持ちをなくす
勉強には不安がつきものです。受験大丈夫かな、次のテストで9割取れるかな、などと不安なことは次々に迫ってきます。しかしこの不安に常に押しつぶされていたら、勉強にも集中できません。勉強中は不安な気持ちを遮断して、絶対に志望校に合格する!など、強い気持ちを持って取り組みましょう。
まとめ
今回は勉強計画の立て方について紹介しました。これまで勉強計画を立てたことのなかった人も、これを機に是非やってみてください。勉強計画を立てて勉強をしている人も、常に改善することを忘れず、自分に合った計画で無理なく進めていきましょう。
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